屋根の形は色々ありますが、「どんな屋根の形がいいのかな?」っていうのは、ちょっとイメージしづらいですよね。
屋根の形状は、家全体の見た目や雰囲気に大きく関わっています。
そこで本日は、一般的な屋根の形をおさらいしてみると共に、屋根の形を変えると家の雰囲気がどんな風に変化するのか?を見て行きましょう~☆
(※分かりやすくするために、建物の形はシンプルなものにしています。デザイン的な部分は無視してくださいませ^^)
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◆切妻(きりづま)
ちょうど、本を開いて伏せたような、山形の屋根です。
勾配を付けやすく、木造住宅ではとても多い形です。
棟のかけ方を変えると・・・
このようになります。ちょっと印象が変わりますね!
◆寄棟(よせむね)
てっぺんの平らな部分(陸棟)から、4方向に下がってくる形の屋根です。
この形も、とても多いですね。
落ち着いた印象になります。
◆片流れ(かたながれ)
屋根全体が、一方向に傾斜した屋根。シンプルで雨仕舞も良く、
ロフトを作ったりするときに便利です。
また、高く上がった屋根側の壁面に、高窓を設置すると、採光や換気に有利です。
◆陸屋根(ろくやね・りくやね)
水平な屋根で、ほとんど勾配がありません。
フラットな屋根を生かして、屋上庭園を楽しんだりできます。
勾配がないため雨漏りに注意が必要。
木造では、あまり採用されない形です。
見た目はシンプルです。
同じ間取り、面積、同じ外壁材の家でも、屋根の形が変わると家の見た目の印象も変わって来ます。
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同じ間取りの2階建の家で、屋根のかけ方だけ変えて、外観の違いを比べてみましょう。
◆寄棟↓
◆切妻(縦)↓
切妻(横)↓
陸屋根↓
片流れ↓
というように変わります。
どんな形の屋根がお好みでしょうか?
家の外観を決めるに当たって、メーカーや工務店さんから提案をいただいて、
「なんだか、求めているのと違うな~。」と感じる時は、屋根の形を変えてみると随分イメージが変わりますよ。
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屋根は、雨風から家を守るという大切な役割を持っているので、気を付けたいのは
・あまり入り組んだ屋根の形にすると雨仕舞が悪くなって、雨漏りの原因になります。
・木造の場合、構造上、陸屋根の形は向いていません。木造でも、屋上利用の目的で部分的にフラットな部分を設けるメーカーもありますが、きちんと防水をしないと雨漏りにつながるので注意が必要です。
・メーカーの規格によって、屋根の形状は変更できない場合があります。また、間取りによって、適した屋根の形状が決まってくる場合もあります。
・片流れの屋根は特に軒高が高くなりますので、建築基準法の斜線制限や、用途地域による高さ制限のある土地では採用できない場合もあります。
このようなことに留意して、納得のいく形に決定してください。
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