用途地域と並んで、
地域ごとに定められているのが、
「けんぺい率」、「容積率」です。
建ぺい率というのは
「敷地に対して、建てても良い建築面積の割合」です。
容積率というのは、
「敷地に対して、建てても良い延べ床面積の割合」です。
建築面積というのは、
簡単に説明しますと、階数にかかわらず、建物が地表を覆っている部分の面積です。
延べ床面積というのは、階ごとの床面積の合計です。
例えば、
1階が100㎡、2階が50㎡の住宅でしたら、その合計の150㎡が
延べ床面積となります。
階数が高くなればなるほど、延べ床面積は増え、容積率は大きくなっていきます。
地域ごとに定められている建ぺい率、容積率をオーバーして
建物を建てることはできません。
土地によっては、建ぺい率30%、容積率50%などと定められているところがあります。
例えば、購入した土地の面積が200㎡だったとしましょう。
200×30%(建ぺい率)で、建築面積の上限は60㎡、
200×50%(容積率)で、延べ床面積の上限は100㎡となってしまいます。
広い家を建てたいということで、大きめの土地を買い求めても
建ぺい率や容積率の規制が厳しいほど
実際に建築できる面積がわずかになってしまう、ということがあります。
こういった点も、事前に必ず調べましょう。