子育てしやすい間取り その1

最近、「賢い子どもを育てる家」「子育てがしやすい家」など、ハウスメーカーなどでもこぞって発売しているくらいに、家と子どもの関係は重視されています。

確かに、お子さんが成長していく上で、家族同士が自然に触れ合い、コミュニケーションが取れることは大切だと思います。

また、お母さんが家事の手を止めなくても、いつも子どもを見ていられるような間取りであれば、家事がはかどりますし、お母さんもゆったりした気持ちで子育てが出来るのではないでしょうか。

というわけで、当ブログでも、「子育てしやすい間取り」を考えていきたいと思います。

今回、ご紹介する「子育てがしやすい間取り」はこちらです。

とてもシンプルな例ですが、このプランは1階のすべての空間がつながっています。

外から帰ってきたお子さんは、リビング⇒ダイニング⇒キッチンの前を通って2階へ上がっていく形になりますので、自然に家族と顔を合わせることになるでしょう。

キッチンの前には、お子さんが宿題をする時などに重宝するデスクスペースを設けました。

ダイニングテーブルで宿題や勉強をするお子さんも多いのですが、それだと、食事の時に料理を配膳したいとき、テーブルいっぱいに本やノート、筆記用具があり片付けるのが大変です。

消しゴムのカスなどが落ちていると、ついイライラして「片付けなさい!」などと怒ってしまったり・・・。

なので、できれば親の目の届くところに、デスクスペースを設けてあげるのがベスト。

この配置でしたら、勉強しているところを後ろから見守ることができますし、音読なども、料理をしながら気軽に聞いてあげることができます。

食事の時も、「教科書やノートでテーブルが占領されている!」ということがないので、スムーズに料理を配膳できます。

また、リビング、ダイニング、デスクスペース、洗面所などのサニタリースペースなど、家族がどこにいてもキッチンから目が届くようになっています。

これでしたら、お子さんに付きっきりでなくても何をしているのか分かるので、安心して家事ができます。お子さんも、お母さんの気配を感じながら安心して遊ぶことができるでしょう。

家事動線については、

LD⇒キッチン⇒家事室⇒ランドリースペース(洗濯スペース)⇒トイレ⇒洗面⇒浴室と、すべての空間がつながっているので、移動が少なくて済み、また掃除もひと筆書きで出来ますのでラクです。

キッチン、家事室、ランドリースペースを近くに配置することで、主婦の家事の中で多くの時間を占める「料理と洗濯」の労力が少なくなるよう配慮しました。

敷地の条件にもよりますが、家事室から外に出るドアを付ければ、そのまま外に洗濯物を干しに行くこともできます。

トイレの位置は、洗面・脱衣や洗濯スペースと近接させています。

小さな子どもがトイレ付近で粗相をしたりしても浴室が近いのですぐに洗い流せますし、

お風呂に入る前にトイレに寄るのも、すぐ近くにあれば楽です。

また、家事動線をまとめるというのは、水回りの配管をまとめるという意味でも合理的なのです。

上記の間取りは、1階部分が60㎡未満と、比較的コンパクトな間取りとなっています。

敷地条件や予算によっては、もっと発展させていくことも可能です。

ご参考にしていただけたら幸いです☆

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