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このサイトは、はじめて家づくりをされる方や、「家を建てるにあたって、どんなことに気をつけたら良いのか知りたい。」という方のために開設しました。
多くの方にとって、家づくりはそう何度も経験することでなく、そのために、ほとんどの方が経験不足のまま家づくりに取り組むことになります。
そして家づくりは金額的にも大変に大きな買い物であるため、失敗や後悔をしたくないと思うのは皆さん同じだと思います。
いつまでも愛せる「いい家」を作るために大切なことを、分かりやすくご説明していくつもりですので、少しでも家づくりの参考にしていただければ幸いです。
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マンションや家の売却 勝ち組と負け組
同時期に家の新築を計画している2人の知人がいました。(以下、AさんとBさんと呼びます。)
いずれも、家を建てる前は分譲マンションに住んでいたのですが、子どもが生まれて手狭になったこともあり
新しく土地を購入してそこに家を建てる計画をたてました。
もちろん、今のマンションを売ったお金も新築の家の支払いに充てる予定です。
Aさんは、
「中古マンションは人気だって聞くから、売りに出せばすぐ売れるだろう。
新しい家のことで忙しいし、売りに出して誰かが見に来たりしても困るから、売却は引っ越しの3か月くらい前でいいかな?」
と売却の手続きを先延ばしにしていました。
一方、Bさんは
「今住んでいるマンション、すぐ売れるとは限らないから、早めに売却の準備を進めておこう。
できれば高く売りたいし、色々な業者で査定してもらったほうがお得かも。」
と、新しい家の計画と並行して、今住んでいるマンションの売却準備もすすめていました。
売却準備の時期がずれただけなのですが、この2人の得た結果は大きく異なるものでした。
Aさんのほうは、新しい家が完成して引越しの直前にマンションを売りに出したのですが、
当然、すぐには買い手が決まりません。
引っ越して数か月しても買い手がつかず、その間のマンションの修繕積立費、駐車場代2台分(駐車場を確保しておかないと条件が悪くなるためだそうです)、
合計3万円くらいを毎月支払っていました。
おまけに、住んでもいないマンションの固定資産税を支払うことになってしまいました。
マンションの売却益も新築の家の支払いに充てるつもりでいたのが、マンションが売れる気配がないため
その分を親に借りて支払ったそうです。
結局、焦ってしまい、最初の販売価格から一気に300万円も値下げして、ようやく買い手がついたのですが、
「準備が遅れただけで、これだけ条件が悪くなるとは…」と嘆いていました。
一方、早めにマンションの査定を済ませ、条件の良い不動産会社に売却を任せていたBさんのほうは
引越しの2か月前には買い手が決まり、「思っていた以上の価格でマンションが売れた!」と喜んでいました。
引越したらすぐ新しい住人の方に明け渡すだけなので、当然、固定資産税や修繕積立費などは支払う必要はありません。
このように、AさんとBさんでは、本当に大きな差が出てしまうことになりました。
住み替えの場合、どうしても新しい家の計画のほうに気持ちが向いてしまいがちですが、
今の家やマンションを売却する必要があるなら、できるだけ早く準備をすすめたほうが得策ですね。
Bさんは、こちらのサイトを利用して、条件の良い売却に成功したそうです。⇒http://www.sellfudosan.com/
Bさんいわく、
「新築の家の打ち合わせで忙しい時だから、自分の足であちこちの不動産業者に依頼するのは無理だし面倒。
そんなことをしている間に、どんどん時間がたってしまうから、一気に査定してもらえるのは本当に助かった。
おかげで信頼できる業者も見つかったし、結果的にマンションが高く売れた」と言っていました。
税金のことや、売却益の優遇制度のことも詳しく書かれていて便利なサイトだなと思いました。
現在の住まいの売値が、何百万円も違ってくる可能性があるので、ぜひ覗いてみてくださいね。⇒http://www.sellfudosan.com/
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2011年12月28日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:建築資金・ローン・税金
空き巣に狙われない家づくり
先日、うちのすぐ近所のお宅で空き巣の被害がありました。
日中も基本的に専業主婦の奥さんがいるお宅なのですが、ちょっと買い物に出た短い時間に1階の掃き出し窓から侵入され、テレビとパソコンを持っていかれてしまったそうです。
物を持って行かれるのも本当にショックなのですが、家の中に知らない誰かが入って来たということが、本当に怖いと言っていました。
確かに、もし家に家族がいる時に誰かが侵入してくることを考えると、人的な被害を受ける可能性もありますので、恐ろしいですよね。
警視庁の統計データによると、侵入窃盗の被害の手口で最も多いのは「空き巣」なんだそうです。(平成22年度データ)
そして、侵入窃盗の場所別発生状況を見ると、なんと住宅が約62%を占めています。
住宅はとても狙われやすいということが分かりますね。
「居空き」といって、家の中に人が寝ていたり、食事をしているような時に侵入して金品を盗んでいくケースも多く、非常に危険です。
居空きで、泥棒や窃盗団と出会ってしまったり、気配を感じてしまった場合、強いショックを受けてトラウマになってしまうケースや、怖くてその後、その家に住めなくなってしまうこともあるようです。
ですので、とにかく「侵入されないようにする。」ということがすごく大事だと思います。
空き巣の侵入口は「窓」がとても多く、ガラスを破ったり、戸締りのしていない窓から侵入するようです。
※グラフはすべて、警視庁生活安全総務課 平成22年度集計データによる。
※小数点以下四捨五入
先ほどのお宅は、空き巣の被害を受けてから、すぐにホームセキュリティに加入し、少し安心して住めるようになったと言っていました。
窓にセキュリティのステッカーが貼られ、外壁には緊急通報用のフラッシュライトが設置されており、窃盗団もあえてこの家に侵入しようとは思わないでしょう。
ただ、そのお宅は新築して3年ほどなのに、ホームセキュリティの配線が部屋の中に露出してしまったのがとても残念だそうです。
はじめから加入しておけば、家の配線計画と一緒にできたのでうまく隠せたのに、ということを言っておられました。
確かに、コントローラーの位置も、新築時であれば一番使いやすく邪魔にならない位置に計画できますし、また配管が壁に露出してしまうこともありません。
新築の場合、建物の電気配線工事と同じタイミングで、セキュリティ会社が配線を行うことがほとんどです。
コントローラーやフラッシュライト用など、電気を必要とする機器用に電源を確保するとともに、配管や配線を壁内に設置しておく必要があるのですが、新築時であれば、これもきちんと用意しておくことができます。
あとからホームセキュリティを導入する場合は、これらの配線が壁に露出してきたり、無線で行う場合でも送信機の配線が出てきてしまいます。
なので、ホームセキュリティの導入を考えていらっしゃる場合は、早い段階で検討し、設計の段階で配線計画に組み込んでもらうことをおすすめします。
料金プランや、配線計画、サービス内容については様々ですので、ぜひ早めに各社の詳しい資料を取り寄せて、比較してみてください。
下記の2社がやはり信頼でき、人気があります。
そして導入の意思や、どこのセキュリティに加入したいか、ということを工務店やメーカー、設計士さんに伝えておけば、はじめからすっきり壁内に納まった状態で利用できるので安心です。
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2011年7月7日 | コメント/トラックバック(0) |
家事動線が良く、坪庭が眺められる間取り
今日は、久々に間取りのお話です。
当ブログ「いえなび。」では、
・家事動線、生活動線が良くまとまっている間取り
・キッチンなどで家事をしながら、家中に目が届き、子育てのしやすい間取り
をおすすめしていますが、今日はそれに加えて、「坪庭が見える間取り」をご紹介したいと思います。
玄関から一歩入った時や、お風呂にゆったりつかりながら、坪庭を眺められるってすごく贅沢で、気持ちがゆったりすると思いませんか?
この間取りでは、玄関に入ると、まずホールの窓から坪庭が目に入ります。またトイレに入った時や、浴室からも坪庭を眺めることができます。
そして、今回も家事動線を重視しています。
キッチン⇒家事室⇒ランドリー⇒洗面・浴室⇒リビング⇒ダイニングをつなげて、ぐるっと回れるようになっており、お掃除も楽です。
洗面・脱衣室に隣接してランドリーを設け、洗濯機のすぐそばに物干し用のバーを設けました。雨の日でも、ちょっとした物干しはここでできます。
全体が回遊できる間取りなので、家族の動線もぶつかりにくく快適に生活できると思いますよ。
そしてお子さんがいるご家庭では、キッチンからリビング、ダイニング、和室まで目が届くので、子どもの様子を見守りながら安心して家事ができます。
リビングに接してファミリールームを設け、家族の雰囲気を感じながら本を読んだり、宿題をしたり、パソコンができるようになっています。
また、小さなお子さんを寝かせたりすることができるよう、ウッドデッキに面して和室を設けました。
和室の床レベルは、少し上げても良いですが、LDKのレベルと一緒にしておくと、ウッドデッキを介してこちらもぐるぐると回れるようになりますので、お子さんがいるお宅にはおすすめです。
夜になったら、ライトアップした坪庭を眺めながらのバスタイムで至福のひと時。
ちょっとした植栽が見えたりするだけでもホッとしますし、解放的な気分になれるので、ご家族で一緒に入っても会話が弾みそうですね。
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2011年7月6日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:間取り
太陽光発電(ソーラーパネル)設置の注意点とポイント②
新築時に太陽光発電システムを設置するのは、メリットが大きいです。
なぜかというと、太陽光発電を導入するという前提で設計をすることができるからです。
特に、屋根形状は発電量に大きく関わるのですが、発電システムの設置を前提としていれば、太陽光の恩恵を最大限に受けられるような屋根形状、設置しやすい屋根材を選ぶことができます。
また、パワーコンディショナーの位置や配線計画なども始めから検討することができます。
太陽光発電は、ソーラーパネルが真南に向いていて、傾斜角30度の時に一番効率良く発電ができるので、
はじめからソーラーパネルを載せることが分かっていれば、このことを意識して屋根形状や傾斜角度も設定できます。
ちなみに、ソーラーパネル設置に一番適した屋根形状は、南北に下がる形の切妻と、南側に下がった片流れです。
・ソーラーパネルの荷重について
太陽光発電のソーラーパネルの重さは、1㎡あたり10㎏くらいです。
もともと瓦屋根の場合、屋根の重さは1㎡あたり40㎏から50㎏あるので、
そう考えれば単位面積あたりの荷重が大幅に増えるということはありません。
構造計算された普通の家でしたら、荷重的には問題ないと思います。
既存の屋根に設置される場合で、築年数のだいぶ経ったお宅ですと、屋根の耐久性の確認は必要になると思います。
・設置の仕方について
設置の仕方では、屋根材の上に、取付用の架台を使って設置する据え置き型と、
瓦などとソーラーパネルが一体になっている屋根材一体型のソーラーパネルがあります。
それぞれのメリット、デメリットをあげてみたいと思います。
【据え置き型】
◎メリット
・屋根材の上にパネルが載ることで屋根が二重になるため、夏の強い日射などを防ぎ、断熱効果を見込める。
・屋根材とソーラーパネルとの間にすきまがあるため、熱の逃げ場ができ、変電効率が良い。
・万が一の故障時の修理、メンテナンスが楽。
△デメリット
・見た目がすっきりしない。
↑ メンテナンス性と、変電効率では「据え置き型」のパネルに軍配が上がります。
【一体型】
◎メリット
・見た目がスッキリしており、外観が良い。
・屋根材と同じように施工できるので、屋根材とソーラーパネルを別々に設置する手間が省け、工期の短縮につながる。
△デメリット
・屋根材とソーラーパネルの間にすき間がないため、熱がこもる。その結果、パネル自体の温度が上昇し、変電効率が下がる。
・屋根の一部とみなされ、固定資産税がかかる。
・屋根材の下がすぐ野地板なので、故障した時に取り外して修理するのが困難。
↑ 屋根材一体型のソーラーパネルは、外観のスッキリ感が魅力です。
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ソーラーパネルは高温に弱く、温度が高くなると発電効率が下がる、という特徴があるのです。
太陽光発電は設置したいけど、あの見た目がどうも・・・と考えている方には一体型がおすすめですが、
将来に渡り安心して使えそうなのは、屋根材の上から設置する「据え置き型」だと思います。
・太陽光パネルの種類について
太陽光発電システムは、メーカーが15社以上もあり、各メーカーで太陽電池の種類や価格が異なります。
また価格については、設置する取り扱い業者によって、費用が何十万円も違ってしまうことがあります。
単位面積あたりの発電量は、モジュール変換効率によって変わりますが、
モジュール変換効率の良いタイプは価格が高い傾向があります。
ですので例えば、「導入時の価格をとにかく安く!」ということでコストを重視する場合と、
狭い屋根面積しかないので、モジュール変換効率の良いものを選んで発電量を確保したいという場合では、選ぶメーカーやタイプが変わります。
単結晶シリコンタイプ
・最も古くから使われているタイプ。モジュール変換効率が高い。
・シリコンの使用量が多く、製造コストが高い。
・高温に弱い。
多結晶シリコンタイプ
・単結晶シリコンタイプより、シリコンの使用量が少なく、製造コストが低い。
・モジュール変換効率は、単結晶タイプより劣る。
・高温に弱い。
薄型シリコン膜タイプ(アモルファスシリコンタイプ)
・モジュール変換効率は、結晶型にくらべて劣る。
・シリコンの使用量が少なく、製造コストが低い。
・高温下でも、出力が落ちにくい。
・電卓などにも使用されている。
・基盤がステンレスやフィルムの場合、形状が自由にできる。
化合物系太陽電池
・シリコンを使わない太陽電池。
・毒物であるカドミウムなどを使用するため規制されているが、主にアメリカやヨーロッパでは実用化が始まっている。
・変換効率は高い。
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新築の場合は、住宅メーカーや工務店が提案してくれる機種を採用されることが多いと思いますが、
それが必ずしもご自分たちの予算やライフスタイルに合っているとは限りません。
ですので、各メーカーの発電方法、価格、変換効率などの特徴を知っておけば、納得して選択ができます。また、こちらから工務店等に対し「このメーカーの発電システムがいいのですが。」という要望も出せますね。
・メンテナンスについて
ソーラーパネルの表面は強化ガラスで覆われており、耐久性や耐侯性に優れています。
表面が鳥の糞などで汚れると発電量が下がりますが、基本的には雨水で洗い流されるので問題ないでしょう。
太陽電池のモジュールは、動作する部分がないので、故障はしにくい機器だといわれます。
ですが、ソーラーパネルは長期にわたって使用するものですので、パワーコンディショナーと共にメンテナンスは必要だと思います。
メーカーによって、独自の保守点検システムを持っていますので、これも事前にきちんと知っておきたいところです。
既存の家に太陽光発電システムを設置される場合も同様です。
訪問販売によるトラブルが増えているようですので、気を付けてください。
国民生活センターでも、太陽光発電の設置を検討している消費者に対し、
(1)複数の見積りを取り、納得できる事業者と契約をすること
(2)補助金、発電量、売電量などについて、自分でも情報収集すること
(3)トラブルにあったら、消費生活センターに相談すること
とアドバイスしています。
太陽光発電システムは高額な設備ですので、既存の家に設置する場合も新築の場合でも、ぜひ色々情報収集し、検討していただくようおすすめします。
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2011年6月22日 | コメント/トラックバック(0) |
太陽光発電(ソーラーパネル)設置の注意点とポイント①
地震による東京電力福島第一原発の重大事故で、原子力発電の恐ろしさが認知されたこともあり、改めて、太陽光や風力などの再生可能エネルギーが注目を浴びています。
住宅の建築にあたって、または既存の家に、太陽光発電システムの設置を考えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
そのメリットは
・オール電化との組み合わせによる、大幅な光熱費削減効果がある。また、余った電力を電力会社に売ることができる。
・発電時に、地球に温室効果をもたらす二酸化炭素を排出しない。
・停電時、災害時の非常用電源となる。
・土地を占有せずに設置することが可能。(屋根はもちろん、壁面一面に太陽光パネルを設置したビル建築などもあります。)
などが挙げられます。
このように、環境にも家計にも優しい「太陽光発電」ですが、
高額な設備であるため、メーカーや機種選び、費用対効果もしっかりと考えておく必要があります。
まず、「災害時に電力を使うことができる」という点についてです。
災害や停電の時でも、太陽光発電システムの自立運転機能を利用すれば、合計1500Wくらいまでの家電製品を利用できます。
これで何ができるかというと、
・携帯電話を充電。(家族や知人と連絡を取るのに、非常に頼りになります。)
・テレビを見て、情報収集。
・電気ポットでお湯を沸かし、お子さんのミルクを作ったり、非常食を食べたりできます。
私たちは、電気を使えて当たり前の生活を送っているので実感しにくいのですが、
電気が使えないと生活上のあらゆることができなくなってしまいますね。
ですので災害時でも、太陽さえ照っていれば電気が使えるということは、本当に助かると思います。
ここで注意しなければならないことは、太陽光発電システムを設置すれば、必ず非常時に電気を使えるとは限らないということです。
災害時に電力を使えるのは、自立運転コンセントを備えている機種のみです。
およそ9割近くの太陽光発電システムは、この「自立運転コンセント」を備えているようですが、残りの1割には、その機能が付いていないのです。
ですので、検討中の機種が自立運転コンセントを備えているかどうかはきちんと確認しておいてください。
また、自立運転機能についての注意点や活用方法については、環境省からパンフレットが出ていますのでご覧ください。
↓↓下記をクリックで、ご覧になれます。
環境省 『太陽光発電の正しい使い方 停電・災害時の自立運転コンセントの活用』
次に、光熱費削減効果についてですが、
・今まで買っていた電力を、自宅で発電した電力でまかなうことができるため、電気代が大幅に安くなる。
・オール電化にすれば、ガスの基本料金+使用量を浮かすことができる。
・使わなくて余った電力(余剰電力)を、電力会社に売ることができる。
ということで、家計に優しい点も大きな魅力ですよね^^
実際に、以前はこの「光熱費削減効果」を狙って太陽光発電の設置をされる方が多かったようです。
平成23年度に太陽光発電設備を設置した場合、余剰電力の売電価格は、42円/kWhです。
そして、その後10年間はこの価格で買い取ってもらえます。
※余剰電力についての買取価格について、詳しくは、こちら↓↓↓をご覧ください。
設置してからの損益分岐点(光熱費の差額や売電による利益が、初期投資額を上回る時)は、設置後15年ほどと考えられます。
太陽光発電システムの耐久性は30年くらいと言われますので、パワーコンディショナーのメンテナンス費用を差し引いても
損益分岐点以後はプラスの状態が続きそうですね。
また、設置にあたっては、国から補助金がもらえます。
平成23年度の場合、1kwあたりの補助金は48,000円ですので、4kwの発電システムを導入すれば
192,000円の補助金が受け取れます。
他に、自治体ごとに補助金を出していること多く、
国+県+市の補助金をすべて受け取ることもできます。
例えば、神奈川県藤沢市で、4kwの太陽光発電システムを搭載した場合、
国の補助金 192,000円
県の補助金 52,000円
市の補助金 120,000円
で、合計364,000円もの補助金を受け取ることができます。(平成23年度の場合)
補助金には限りがあり、年度の初めごろ(4月~5月頃)から受付を開始し、先着順の場合も多いようです。
太陽光発電は初期投資の大きいものなので、各自治体のHPなどで確認し、早めに申請することで、確実に補助金制度を利用できるようにしたいですね。
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2011年6月16日 | コメント/トラックバック(0) |
屋根材の種類と特徴
先日は、屋根の形について書きましたが、
今回は「屋根材」はどんなものがあるのか、そしてその特徴について取り上げたいと思います。
【瓦】
粘土を成形して焼き上げたもので、昔から住宅には大変多く使われている屋根材です。
和瓦、平板、マウント系の洋風瓦など形状は色々で、和風・洋風どんな家でも合わせられます。
☆長所
・断熱性に優れている。
・遮音性が高い。
・耐火性能が高い。
・酸性雨や潮風等に強く、耐候性に優れている。
・見た目の重厚感や趣がある。
★短所
・重いため、家の荷重が大きくなり、地震などの際は不利。
・価格が高い。
↑J形瓦:和風・洋風どちらにも合う、直線に近いフォルム。
↑S形瓦:洋風の建物に合います。
↑平瓦:F形瓦とも呼ばれます。シンプルで、モダンな建物にも良く合います。
【化粧スレート】
「カラーベスト」や「コロニアル」といった商品名で呼ばれることも多いです。
セメントに繊維を混ぜて薄い板状にしたものです。
☆長所
・初期コストは瓦より安い。
・軽量である。
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★短所
・表面の塗膜で防水しているため、数年ごとに塗り直す必要がある。
・紫外線や雨などで色あせてきて、見た目が悪い。
・通気性が悪い。
【金属屋根】
トタンやガルバリウム、ステンレスといった、金属の板を葺いた屋根です。
☆長所
・軽量で、加工性に優れている。
・防水性、不燃性に優れている。
・安価である。
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★短所
・熱伝導率が高く、断熱効果が少ない。
・サビや腐蝕に注意が必要。
・遮音効果が少ない。雨の音などが響く。
外装材については、初期コストが安い物ほどメンテナンスにお金がかかることが多いです。
例えば、瓦と化粧スレートを比べますと、化粧スレートのほうが価格は安いのですが、
化粧スレートは経年変化で剥がれや色あせ、浮きといった不具合が出てくるため定期的な塗り替えが必要となります。
屋根の塗装や葺き替えとなると、塗装そのものの手間に加えて、足場を組む必要があり、大掛かりなものとなるために
数十万円~百万円以上の費用が必要になります。
ですので、化粧スレートを使用する場合は、これを見込んでおく必要があります。
また、化粧スレートは、瓦ほど断熱効果が良くありません。また、通気が悪いため屋根材下に湿気がたまりやすいので、野地板の腐食や劣化に気をつけなくてはいけません。
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金属屋根の中では、ガルバリウム鋼板が注目されています。
亜鉛の耐食性と、アルミの熱反射性を生かし、トタン屋根に比べ格段に耐侯性に優れています。
ポリエステル樹脂やフッ素樹脂を吹き付け、紫外線や酸性雨に強くした製品も出ています。
安価で、重量が軽いのもメリットです。
しかし金属ですから、瓦と違って材料そのものの断熱性能がありません。
金属と断熱材が一体になった屋根材もありますので、こういった製品を使うのも良いでしょう。
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2011年6月2日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:外装材
屋根の形は、家の外観を大きく変える
屋根の形は色々ありますが、「どんな屋根の形がいいのかな?」っていうのは、ちょっとイメージしづらいですよね。
屋根の形状は、家全体の見た目や雰囲気に大きく関わっています。
そこで本日は、一般的な屋根の形をおさらいしてみると共に、屋根の形を変えると家の雰囲気がどんな風に変化するのか?を見て行きましょう~☆
(※分かりやすくするために、建物の形はシンプルなものにしています。デザイン的な部分は無視してくださいませ^^)
◆切妻(きりづま)
ちょうど、本を開いて伏せたような、山形の屋根です。
勾配を付けやすく、木造住宅ではとても多い形です。
棟のかけ方を変えると・・・
このようになります。ちょっと印象が変わりますね!
◆寄棟(よせむね)
てっぺんの平らな部分(陸棟)から、4方向に下がってくる形の屋根です。
この形も、とても多いですね。
落ち着いた印象になります。
◆片流れ(かたながれ)
屋根全体が、一方向に傾斜した屋根。シンプルで雨仕舞も良く、
ロフトを作ったりするときに便利です。
また、高く上がった屋根側の壁面に、高窓を設置すると、採光や換気に有利です。
◆陸屋根(ろくやね・りくやね)
水平な屋根で、ほとんど勾配がありません。
フラットな屋根を生かして、屋上庭園を楽しんだりできます。
勾配がないため雨漏りに注意が必要。
木造では、あまり採用されない形です。
見た目はシンプルです。
同じ間取り、面積、同じ外壁材の家でも、屋根の形が変わると家の見た目の印象も変わって来ます。
同じ間取りの2階建の家で、屋根のかけ方だけ変えて、外観の違いを比べてみましょう。
◆寄棟↓
◆切妻(縦)↓
切妻(横)↓
陸屋根↓
片流れ↓
というように変わります。
どんな形の屋根がお好みでしょうか?
家の外観を決めるに当たって、メーカーや工務店さんから提案をいただいて、
「なんだか、求めているのと違うな~。」と感じる時は、屋根の形を変えてみると随分イメージが変わりますよ。
屋根は、雨風から家を守るという大切な役割を持っているので、気を付けたいのは
・あまり入り組んだ屋根の形にすると雨仕舞が悪くなって、雨漏りの原因になります。
・木造の場合、構造上、陸屋根の形は向いていません。木造でも、屋上利用の目的で部分的にフラットな部分を設けるメーカーもありますが、きちんと防水をしないと雨漏りにつながるので注意が必要です。
・メーカーの規格によって、屋根の形状は変更できない場合があります。また、間取りによって、適した屋根の形状が決まってくる場合もあります。
・片流れの屋根は特に軒高が高くなりますので、建築基準法の斜線制限や、用途地域による高さ制限のある土地では採用できない場合もあります。
このようなことに留意して、納得のいく形に決定してください。
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2011年5月27日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:家の構造
地震や台風に強い家づくり
ご存知のとおり、日本は地震が多い国ですので、どの地域でも地震対策は必須となります。
地震対策については、建築基準法で最低限の基準があります。
建築基準法の数値は、地震や風による水平力から建て物の倒壊を防いで人命を守るための基準であり、その後住み続けられるための強度を求めているわけではありません。
ですので、より強い建て物にするためには、
例えば、木造であれば、
・壁の量を多くすること
・バランス良く壁を配置すること
・あまりに変形な平面および立面としないこと
で建物は強くなります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
壁の量を多く、堅牢な建物にしようとすれば、開口部は少なくなりますし、
逆に開口部を多くして、明るく風通しの良い建物にしたい場合、壁の量は少なくなるというのは、ジレンマですね。
そこで、開口部を多く設けながらも強い建て物にしたい場合どうするかというと、設置する壁を壁倍率の高い壁にすることで、大きな水平力に対応できるのです。
壁倍率というのは、壁量計算で使う数値で、壁の強さを表す数値です。
建築基準法施工令 第46条 表1 (木造軸組の壁倍率)
| 軸組の種類 | 倍率 | |
| (1) | 土塗壁又は木ずりその他これに類するものを柱及び間柱の片面に打ち付けた壁を設けた軸組 | 0.5 |
| (2) | 木ずりその他これに類するものを柱及び間柱の両面に打ち付けた壁を設けた軸組 厚さ1.5センチメートル以上で幅9センチメートル以上の木材又は径9ミリメートル以上の鉄筋の筋かいを入れた軸組 | 1 |
| (3) | 厚さ3センチメートル以上で幅9センチメートル以上の木材の筋かいを入れた軸組 | 1.5 |
| (4) | 厚さ4.5センチメートル以上で幅9センチメートル以上の木材の筋かいを入れた軸組 | 2 |
| (5) | 9センチメートル角以上の木材の筋かいを入れた軸組 | 3 |
| (6) | (2)から(4)までに掲げる筋かいをたすき掛けに入れた軸組 | (2)から(4)までのそれぞれの数値の2倍 |
| (7) | (5)に掲げる筋かいをたすき掛けに入れた軸組 | 5 |
| (8) | その他(1)から(7)までに掲げる軸組と同等以上の耐力を有するものとして国土交通大臣が定めた構造方法を用いるもの又は国土交通大臣の認定を受けたもの | 0.5から5までの範囲内において国土交通大臣が定める数値 |
| (9) | (1)又は(2)に掲げる壁と(2)から(6)までに掲げる筋かいとを併用した軸組 | (1)又は(2)のそれぞれの数値と(2)から(6)までのそれぞれの数値との和 |
この表で見ますと、
・厚さ1.5cm×幅9cmの筋交いを設けた壁・・・1
・厚さ3cm×幅9cmの筋交いを設けた壁・・・1.5
・厚さ4.5cm×幅9cmの筋交いを設けた壁・・・2
というように、同じ筋交いでも、厚みのある材を使うと、壁倍率が大きくなります。
そして壁倍率が大きいほど、強度の大きい壁となります。
また、筋交いをたすき掛け(×の形)に設置すると、それぞれの数値の2倍あるものとして計算できます。
つまり、厚さ3cm×9cmの筋交いは、単独では1.5の壁倍率を有するのですが、それをたすき掛けにすると
1.5×2倍=3 となるわけです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
また、筋交いと構造用合板を併設することで、それぞれの壁倍率を加算することができますし、
材料によっては個別に大臣の認定を受けたもので、壁倍率が5倍という材料もあります。
例えば、上の写真の場合、45mm×105mmの筋かいが、たすき掛けで入っており、
さらに壁倍率4のハイベストウッドという面材を張っています。
この場合、筋交い45×105で壁倍率2×たすき掛けで2倍+ハイベストウッド4
で、2×2+4=8 (計算上の上限は5)という壁倍率が算出でき、かなり強い壁といえます。
そして、大切なことは、その倍率や強度に合った金物を使って、柱や梁に緊結することです。
また、この耐力壁は、平面的にもバランス良く設置することが非常に大切です。
例えば南側に大開口を設け、ほとんど耐力壁がないのに、北側に強固な壁がしっかりあるというような配置ですと、非常にバランスが悪いのです。
↑ 壁のバランスが悪い例: 開口部の大きさが南北で全く違い、壁の量が大きく異なっています。
壁の配置のバランスが悪いと、地震などの強い力が加わった際に「ねじれ」が起こったり、高倍率の壁に地震時の応力が集中してしまう可能性があります。
できるだけ整形な形にして、耐震壁をバランスよく設けると、地震に強い建物となります。
↑ 壁のバランスが良い例
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
また、基礎と土台を繋ぐ金物が非常に大切です。
古い木造住宅では、金物を使用せず、「仕口」とよばれる材の接合方法によって家を建てていました。
そのため、地震の際に「引き抜き」の力が加わり、基礎や土台からすっぽり家が抜けてしまうということがあったのです。
ですので、基礎と土台を固定するアンカーボルトや、基礎・土台・構造躯体を緊結するホールダウン金物は、必要不可欠な物です。
そして、これらを設置するにも、気をつけなくてはいけない点があります。
・アンカーボルトやホールダウン金物は基礎の厚みの中心に配置し、きちんとコンクリートのかぶりをとる。
・乾きかけた基礎コンクリートにアンカーボルトをさし込んでいくような「田植え式」は絶対に行わない。
・アンカーボルトは、土台の寸法、基礎パッキンの厚みも考慮し、きちんと長さや高さを選定する。
ということも大切です。
構造や、耐力壁の配置については、設計士さんが壁量計算または構造計算をされるはずです。
これから、ご家族が何十年も住む家ですから、
建築基準法で必要な壁量をどのようにクリアしているのか、数値的にギリギリなのか余裕を持ってクリアしているのか、など説明していただいても良いと思います。
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2011年5月25日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:家の構造
断熱材の種類と特徴
前回は、充填断熱と外張り断熱について書きましたが、
今回は、断熱材にはどんな種類のものがあるのかを取り上げたいと思います。
【繊維系断熱材】
主に充填断熱に使われる断熱材。
ガラス、鉱物、木質などを細かい繊維状にした断熱材で、断熱性能はほぼ同じです。
・グラスウール
最も多く利用されている断熱材。
ロール状、マット状、ボード状など形状も様々。
保水した状態では、断熱性が低下するため注意が必要。
・ロックウール
難燃性、リサイクル性に優れ、ヨーロッパでは非常に多く使われている。
価格・性能共に、グラスウールとほぼ同等。
・セルローズファイバー
木質繊維のパルプで出来ている。
吸放湿性があるため、内部結露を抑制できる。
吸音性能が高い。
断熱性能は、グラスウールやロックウールとほぼ同等。
【自然素材系断熱材】
・羊毛断熱材
吸音性に優れている。
難燃性能がある。
ホルムアルデヒドなど、有害な化学物質を発散しない。
ウールの表面は撥水性があるため、保水しにくい。
・木質繊維ボード断熱材
ヨーロッパでは広く認知されたエコ断熱材。
グラスウールの約10倍の重量があり、熱容量が大きい。
断熱だけでなく、蓄熱の役割も果たす。
【発泡系断熱材】
ボード状に成形された断熱材で、主に躯体の内側や外側に張って使用する。
外断熱、外張り断熱に使用されるのは、多くがこのタイプ。
繊維系の断熱材より、断熱性能が高く、価格も高い。
・ビーズ法ポリスチレンフォーム
Expanded Pory-Styrenの頭文字を取って、「EPS」とも呼ばれる。いわゆる発泡スチロール。
柔らかく、衝撃吸収性能が高い。
金型の形状を変えることで、様々な形の製品を作ることができる。
・押し出し法ポリスチレンフォーム
耐候性、耐圧性に優れている。
水を吸収しない。
切断が容易で加工性に優れている。
コストパフォーマンスに優れている。
・硬質ウレタンフォーム
独立した気泡の中に、熱を伝えにくいガスを包み込んでいる。
自己接着性があり、対象物に強く接着した断熱層を作ることができる。
現場発泡も容易。吹き付け工法では、自己接着性を生かして複雑な形の構造物にもすき間のない断熱層を作ることができる。
・フェノールフォーム
発泡系断熱材の中で、断熱性能が最も高い。
耐火性に優れ、炎を当てても表面が炭化するだけで燃え広がることがない。
火災時の安全性は、樹脂系の中で最も高い。
経年変化が少ない。
コストと性能を理解して、しっかりした断熱計画をたてたいですね。
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2011年5月25日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:家の構造
充填断熱と外張り断熱
断熱の仕方には、躯体の内側で断熱をする方法と、躯体の外側で断熱をする方法があります。
※躯体・・・建物の主要な構造体、骨組みのこと。
RC造(鉄筋コンクリート造)の場合、内断熱、外断熱と呼びますが、
木造や鉄骨造では、RC造の断熱方法と区別するために
「充填断熱」と「外張り断熱」という呼び方をします。
断熱の性能は、住み心地はもちろん、冷暖房効率や、構造躯体の寿命まで左右することになりますので、家づくりおいて非常に重要な部分です。
【充填断熱(じゅうてんだんねつ)】
・柱の間に、グラスウールやロックウールなどの繊維系の断熱材、またはボード系断熱材をはめ込んで断熱する方法。
・グラスウールは、現在、もっとも広く利用されている断熱材。
・隙間なく断熱材を詰め込むことが必要。
・筋交いなどの入り組んだ部分や配管周りなどは、充填がしにくい。
・正しい方法で施工しないと、内部結露やずり落ちなどの問題が起こりやすい。
↑ 充填断熱:壁の中に、繊維系の断熱材を詰めます。
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【外張り断熱(そとばりだんねつ)】
・構造体の外側に、発泡系の成形断熱材を固定して断熱する方法。
・同じ厚さの繊維系断熱材と比べて、断熱性能が高い。
・充填断熱よりも施工費が高い。
・冬季の結露だけでなく、夏場の逆転結露も起こりにくい。
・建物をすっぽりくるむ形なので、気密が取りやすい。
・基礎の外側に断熱材を設置する場合、白アリの通り道(蟻道)となることがある。そのため、基礎は内側に断熱をしたり、細かいメッシュのようなもので物理的に白アリの侵入を防ぐなどの対策が必要。
・断熱材の重さを支える適切なビスを用いないと、外壁のずり落ちなどのリスクがある。
↑外張り断熱:板状の断熱材を躯体の外側に施工し、気密テープで止めたところ
このように、充填断熱も外張り断熱も、それぞれメリット・デメリットがあり、施工上の注意点があります。
では、一体どちらが良いのでしょうか。
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私の知人で、軽量鉄骨造で、グラスウール充填断熱という方法の、某大手住宅メーカーの家を建てた人がいます。
その人の話によると、夏に外出先から戻ると、上階のある1階リビングの温度が39℃あったそうです。
1階で39℃ですから、2階は40℃を軽く超えていることでしょう。
家の中で40℃もあるというのは、やはり少し問題があると思います。
屋内での熱中症も心配ですし、冷房効率も悪くて光熱費もかさむと思います。
そのお宅に、3月ごろにおじゃましたことがあるのですが、夕方になると、室内でも底冷えするというか、暖房しているのに震えてしまうくらい寒いのです。
これは、鉄骨の構造躯体そのものが金属で熱伝導率が高いのと、断熱が有効にできていないため、外気の影響をもろに受けている結果だと思います。
この場合、おそらく夏場・冬場ともに内部結露が起こっており、壁体の中に水分をためこんでいる恐れがあります。
グラスウールなどの繊維系断熱材は、保水性が高く、水分を含むと断熱性能が著しく低下するため、さらなる結露を誘発するという悪循環が起こってしまいます。
木造の場合でいえば、鉄骨ほど熱伝導率は高くないのですが、
結露した水分によって、土台や柱、筋交いなどの、構造体である木材が腐食してしまう恐れがあるという問題があります。
充填断熱でも、隙間なく施工すれば問題は起こらないという説もありますが、
壁の中にある間柱や、筋交いなどの斜めの部材、窓枠材、様々な配線・配管を避けて隙間なく断熱材を詰め込むのは、実際難しいのではないでしょうか。
こうして出来てしまった断熱の隙間は熱橋(ヒートブリッジ)になります。
空気は、気圧が高い方から低い方へ流れますから、
冬場であれば、室内の温かく湿った空気が、すき間(サッシの周囲、コンセントやスイッチの周囲、点検口の廻りなど)から壁体内に大量に流れ込み、断熱の途切れた部分で急激に冷やされ結露します。
外張り断熱であれば、構造体の外側で断熱をしていますから、壁の中も室内と同じ環境です。なので、壁の内部結露は起こりづらいのです。
私自身の家は、木造の軸組み工法で、外張り断熱を採用しました。
日差しの強い暑い日でも、家の中は涼しく快適です。
真夏はエアコンをつけますが、気密性が良いので冷房効率も大変良く、ドアを開けておけば、1フロアの80㎡ほどが、リビングのエアコン1台で冷房できて助かっています。
白アリの問題に関しては、基礎の白アリ侵入箇所にステンレスの網を設置する、メッシュ方式を採用しました。
外壁のずり落ち対策に関しては、断熱材自体を非常に堅く耐圧性の高いものにして、ビスに曲げや引き抜きの力がかからないようにしました。
ハウスメーカーや工務店、建築家によって、断熱に対する考え方が違います。
はじめに書きましたように、断熱の仕方は、住みごこちや建物の寿命まで左右する大切な部分です。
もし気になっている住宅メーカーなどがある場合、断熱に対する考え方や施工実績について、きちんと質問してみましょう。
・採用している断熱方法は、充填断熱か外張り断熱か。
・どんな断熱材を使用するか。
・内部結露についての対策はあるか。
など、しっかり確認してから施工者を決めるべきだと思います。
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2011年5月20日 | コメント/トラックバック(0) |
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